印刷だけじゃない!?凸版印刷が行っている事業内容と成長領域

1900年(明治33年)創業し、現在では世界最大規模の総合印刷会社である私たち「凸版印刷」は、証券やカード、商業・出版印刷、パッケージ印刷などが有名ですが、その一方で長年培った印刷テクノロジーをベースに様々な新事業を展開しています。この記事では、情報コミュニケーションや生活・産業、エレクトロニクスに至るまで、私たち凸版印刷が多岐にわたって手がける事業例をご紹介していきます。

凸版印刷で行っている事業内容

●情報コミュニケーション
「情報加工」と「マーケティングソリューション」を軸とし、戦略立案、企画・製造、インフラ構築などを提供しています。

● 生活・産業
総合的なパッケージングソリューションを中心に、快適で安心な生活のための様々な製品・サービスを開発しています。

●エレクトロニクス
ディスプレイ関連製品や半導体関連製品など、「印刷テクノロジー」をベースとしたエレクトロニクス製品を展開しています。

さらに上記の3分野以外にも、凸版印刷では様々な事業を行っており、新しい社会的価値の創出に力を注いでいます。

情報コミュニケーション

「印刷テクノロジー」をベースに、顧客の要望に合わせた「情報加工」や「マーケティングソリューション」を提供しています。多彩な分野にわたり、情報とコミュニケーションの可能性を提案しているのが特徴です。
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●VR・AR・デジタルサイネージ
簡易ヘッドマウントディスプレイ「VRscopesup®」やXR技術を活用した「TeleAttend™」、進化型情報プラットフォームサービス「ストリートミュージアム®」など、VRやARなどの最先端技術で、多岐に渡る分野の課題にアプローチします。

●デジタルマーケティング
利用者の感情を汲み取る自動会話プログラム「BotFriends」や、AIを活用した優良顧客分析サービス、Web広告自動配信エンジン「AI-ad」など、様々な課題をAIの力で解決します。

●物流・流通支援プラットフォーム・決済
製造現場をデジタルで効率化するソリューション「NAVINECT」や、ミスのない省人化を実現する「RFID(ICタグ)」で、高セキュリティとコスト削減を実現。物流支援と決済の運用サービスでIoT化を促進します。

●ブランディングIR・CSR・SDGs戦略構築などのコンサルティングからレポート、セキュリティに至るまで企業のブランディング構築を幅広い領域においてワンストップで提供します。

●集客・接客
店舗や施設、オンラインプロモーション全般をバックアップし、顧客とのコミュニケーションを図りつつ、販売促進につなげるサポートをします。

●商品・サービス開発
商品開発、ブランディング、調査・分析、プロモーションまで、マーケティングを元にトータルにバックアップ。ヘルスケアやインバウンドなど、専門分野にも対応しています。

●地方創生・多言語対応
法人向け音声翻訳アプリ「VoiceBiz®」やクラウド翻訳サービス「ジャパリンガル」で、観光事業の多言語対応を促進。また、最新技術を駆使した各種ソリューションで地方創生を支援します。

●働き方改革
社内外の膨大な紙資料を電子化するサービスや、配信閲覧用システムに加え、物流管理、人材育成、BPOなど、業務効率アップの手助けをします。

生活・産業

ディスプレイ関連製品や、半導体関連製品など、凸版印刷の誇る「印刷テクノロジー」を発展させ、快適で安心な生活を実現する様々なサービスを提供しています。
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●パッケージ
高い印刷技術を生かして幅広くパッケージソリューションを展開しています。独自に開発された透明バリアフィルム「GL FILM」は、世界45か国以上の国と地域において高い評価を受けているのが特徴です。また、紙製品、プラスチックはもちろん、液体や複合容器など、様々な特殊素材への印刷・加工によって企業のクリエイティビティを支援します。

●建装材
約60年の歴史を持つ凸版印刷の建装材事業では、専門性の高い「環境デザイン事業部」が、高意匠・高機能の建装材で、快適で安心・安全な生活空間をプロデュースします。モデルルームの他、VR技術によるバーチャル空間でも情報発信しているのが特徴的です。

●高機能・エネルギー関連
凸版印刷が開発したコーティングやラミネートなどのフィルム加工技術は、国外でも活用されています。透明蒸着フィルムの世界トップシェア「GL FILM」や、医療医薬や電子デバイス用機能部品に適した「PRIME BARRIER ®」などの他、リチウムイオン二次電池用外装材、プリンタ用記録メディア、精密加工・外装加飾部品など、専門性の高い製品を数多く開発しています。

●その他のプロダクツ
産学連携による共同開発で生まれた高機能化粧シート「Smart NANO」や、鮮度や風味を保持するレトルト食品などの包材など、機能性の高いフィルムを開発しています。

エレクトロニクス

「印刷テクノロジー」の力で、最先端のエレクトロニクス技術がさらに進化し、ディスプレイ関連製品、半導体関連製品を開発・製造しています。
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●ディスプレイ関連
凸版印刷が、ビデオカメラ向け撮像管用カラーストライプフィルタを開発したのが1971年のことです。以来、大型液晶テレビやタブレット、スマートフォンなど、様々なカラーフィルタを開発してきました。反射防止フィルム、銅タッチセンサーなどにも定評があります。

●半導体関連
集積回路の製造工程で使用される重要部材「フォトマスク」の開発を1961年から開始し、日本の半導体産業をリードしてきました。LSI設計、ウェハプロセッシングサービスなどのほか、フォトリソグラフィー技術を応用した金属エッチング部材も製造しています。

●中小型TFT液晶ディスプレイ
凸版印刷とカシオ計算機の技術提携によって誕生した「オルタスブランド」では、高機能、高画質、省電力の液晶ディスプレイを開発。独自の a-Si TFT 技術HASTを基盤とし、最先端のオルタスティック液晶技術で「美しさと低消費」を実現しています。

●LC MAGIC
液晶技術を応用開発した超薄型液晶調光フィルム「LC-MAGIC※」は、スイッチのオン・オフで透明と不透明を切り替えることが可能です。カーテンなどに代わるスマートウィンドウとして需要が高まっており、サイネージのスクリーンとしても使用できる従来にない製品です。
※LC MAGICおよびLC MAGICロゴは、凸版印刷株式会社の登録商標です。

トッパングループの紹介

トッパングループ各社は、独自の競争力を発揮するとともに、各社が所有する経営資源の有効活用と、強みを活かした連携で、様々なソリューションを提供していきます。今回はその中でも3社をピックアップし、ご紹介します。

●ワン・コンパス(ONE COMPATH)

BtoCのメディア事業領域を担う「ワン・コンパス」は、国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」や、地図検索サービス「Mapion(マピオン)」、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、家事代行比較サービス「カジドレ」などを運営しています。ユーザーの生活圏内(ワンマイル)でイノベーションを提供する企業「ワンマイル・イノベーション・カンパニー」を目指しています。

●BookLive

2011年、凸版グループの電子書籍サービスを担う企業として設立。現在、蔵書数約100万冊の品揃えを誇る、国内最大級の総合電子書籍ストア「BookLive!」を運営しています。クーポンガチャをはじめとした独⾃のキャンペーンやユーザー評価の高い本棚機能、多彩な決済方法など、読者視点のユーザビリティを追求しています。またリアル店舗との提携やTポイントの導入、配信チャネルの拡大やオリジナルコンテンツの創造など、更なる事業の拡大と積極的なアライアンスを推進しています。

●フレーベル館

1907年に創業し、1961年には株式会社トツパンの出版部門(トツパンのえほん)と合併しました。幼児向け観察絵本として長い歴史を誇る「キンダーブック」の他、「ウォーリーをさがせ!」シリーズや「アンパンマン」シリーズなどの児童書の出版など、子どもたちの健やかな育ちを支え続けるために、子どもに関わる事業を幅広く手がけています。凸版印刷との共同開発である幼児向け家庭学習支援サービス「できるーと」は、「第14回キッズデザイン賞」を受賞しました。

凸版印刷が持つ技術やノウハウを活かした印刷テクノロジー

「印刷テクノロジー」とは、凸版印刷の原点である印刷技術に、マーケティング・IT・クリエイティブなど、様々な加工技術が融合・進化した姿を意味します。「情報コミュニケーション」、「生活・産業」、「エレクトロニクス」という凸版印刷における3つの事業分野を、「彩の知と技」とともに支えるのが「印刷テクノロジー」であり、主要な5つのコアテクノロジーにより構成されています。これらは複合的に共鳴し合うことで、さらなる進化的なソリューションを創出します。

【印刷テクノロジーを構成する5つのコアテクノロジー】

●マーケティング・ソリューションテクノロジー
印刷業として創業した当時から、包装図案の提案を実施。消費者行動研究室の設置など、マーケティングやクリエイティブの分野において、トータルソリューションを実践してきました。近年はさらに領域が広がり、ユニバーサルデザインや芸術造形研究所、ショップサイエンス・ラボなど、心理・認知領域への研究にも力を注いでいます。

●情報加工テクノロジー
凸版印刷は、株券や紙幣の印刷で磨かれた、高度なセキュリティ技術を有しています。さらに、コンピュータ組版や文字情報の電子化、画像処理やカラーマネジメント技術などを確立してきました。これらはICビジネスや電子出版のコンテンツ制作・流通にも活用され、電子チラシポータルサイト「Shufoo!」やAR(拡張現実)による販売促進など、新時代のビジネスモデルとして注目されています。

●微細加工テクノロジー
印刷技術の核となる製版の分野でも、エッチングやメッキなど、金属素材の微細加工において高いパフォーマンスを実現。メサ型トランジスタ製造用マスクの国産化に日本で初めて成功した他、近年では半導体用フォトマスクや、BGA基板、液晶ディスプレイ用のカラーフィルタなど、精密機器の製造にも幅広く応用されています。

●表面加工テクノロジー
表面加工技術は、商品保護パッケージの製造工程から発展しました。現在では食品、医薬品、エレクトロニクス包装材など多様な分野に利用されているほか、反射防止フィルムや有機ELディスプレイなど、包装材以外にも技術が応用されています。中でも凸版印刷が独自に開発した「GL FILM」は、国内外の企業で評価されている、透明バリアフィルムの世界トップシェアです。

●成型加工テクノロジー
凸版印刷は包装材の成型加工でも、多種多様な技術を進化させてきました。平面印刷はもとより、シート状樹脂からの真空成型や圧空成型、成型品への印刷などは、先進医療の分野でも高い信頼を得ています。また、これらの技術は建装材、製品サンプルのモックアップ、プラスチック製電子機器部材にも応用されています。

トッパングループの4つの成長領域

2015年、トッパングループでは従来の受注型産業からの脱却をめざし、今後の成長が期待できる新事業分野の制定を行いました。「健康・ライフサイエンス」「都市空間・モビリティ」「教育・文化交流」「エネルギー・食料資源」という、人々の生活に直結する「成長領域」において、市場・顧客起点での事業領域拡大に向け、様々な挑戦を続けています。

【成長領域の事業例】

●健康・ライフサイエンス
健やかな長寿社会の実現に向け、楽しみながら継続できる運動習慣「健康ポイント事業」や、健康をキーワードにした街づくり「ヘルスツーリズムの開発」など、食や運動、医薬に関連するサービス・製品を提供します。

●都市空間・モビリティ
未来の生活空間を考える「木目の家」や、世界初の液晶調光フィルム「LC MAGIC」など、快適で安全なユニバーサル社会の実現に向けて空間と時間の双方からストレスのない街づくりのためのサービス・資材を開発します。

●教育・文化交流
独自技術を駆使した「トッパンVR」や、学習サポートシステムデジタル教材「やるKey」を展開。多様な文化や個性を尊重しながら共生を目指す、教育や文化交流コンテンツとコミュニケーション手法を提案します。

●エネルギー・食料資源
世界最高水準のバリア性能「GL BARRIER」や除染時のセシウムを吸着する「FS-ZEO」など、自然・環境と産業・経済が調和するサステナブル社会を目指し、資源の最適化と環境保全に注力します。

まとめ

私たち凸版印刷は、世界でもトップクラスの評価を誇る印刷事業だけでなく、生活やテクノロジーに関わる多角的な事業を展開しています。代表的な取り組みだけでも枚挙に暇がない数を有し、社会貢献のためのアプローチを日々積極的に行っております。今後も身近な暮らしの中で、凸版印刷の高い技術が数多く活かされていくと予測されます。

凸版印刷では、4つの成長領域などで共に価値を創出できるベンチャー企業・スタートアップ企業様と日々ディスカッションしておりますので、ご興味がある企業様は以下のリンクからお問い合わせください。
TOPPAN×VENTURESサイトへ